株券が、そのうち電子化されるそうで
2006年 11月 08日 - 02:10 by 桂 一朗
上場会社の「株券電子化」が、2009(平成21)年1月で行われる予定だそうです。詳しい説明が証券決済制度改革推進センターの「株券の電子化について」にあります。
上でリンクしたページの「株券電子化に関する『よくあるQ&A』」(2006年6月版)の、Q2に次のような問答があります。
Q2:なぜ株券が電子化されるの?
株式の管理や取引をより効率的かつ安全なものにするためです。
株式の管理の面では、株主にとっては手元で保管することなどによる 盗難・紛失のリスクを削減できます。
また、株式の取引の面では、偽造株券取得のリスクがなくなりますし、売買に伴う株券の受渡しや株式取得の都度の名義書換などの煩雑な手続きが大幅に軽減されます。
と、取引の安全性に寄与することを強調しています。
こういったことの副産物かもしれないけど、明らかに課税の適正性にも寄与するよね。
適正に課税されるのだから、私がどうこう言う筋合いではないけど、若干衣の下から鎧が見えるような気がしてならない。
ちなみに、相続税・贈与税の時効は、通常、申告期限から5年、納税義務者に悪質な脱税行為等があったときには7年です。
贈与税は、更正・決定などの期限が1年延長されていて6年です。つまり、贈与税の申告をうっかり忘れていても6年間はさかのぼって課税されるようです。悪質な場合は相続税と一緒で7年です。