個別注記表は確定申告時の添付書類だって その3

2007年 06月 15日 - 02:46 by 桂 一朗

個別注記表を税務署が提出させる理由は、個別注記表の中に、「株主資本等変動計算書に関する注記」があり、そこに配当に関する事項を記述することになっているため、この決算にかかわる株主総会決議による配当金の額が知りたいためなのですね。


例えば3月決算法人であれば、5月下旬に株主総会があり、そこで配当金の支払いが確定するわけだけど、配当を払うべき株主は、基準日で確定する。例外があるのかもしれないけど、ほとんどの場合、基準日は決算日であり、決算日現在で株主である者に、配当金を支払うことになる。


そこで、法人税法第67条4項の、

4  特定同族会社の前項に規定する留保した金額の計算については、当該特定同族会社による剰余金の配当又は利益の配当(その支払に係る決議の日がその支払に係る基準日の属する事業年度終了の日の翌日から当該基準日の属する事業年度に係る決算の確定の日までの期間内にあるもの(政令で定めるものを除く。)に限る。)の額(当該剰余金の配当又は利益の配当が金銭以外の資産によるものである場合には、当該資産の当該基準日の属する事業年度終了の時における帳簿価額(当該資産が当該基準日の属する事業年度終了の日後に取得したものである場合にあつては、その取得価額)に相当する金額)は、当該基準日の属する事業年度に支払われたものとする
の規定により、留保金課税の計算の中に、当該配当金を取り込む必要が出てくるため、その配当金額を知るため、個別注記表が必要だ、と言うことになる。


要するに、個別注記表がないと別表3(1)「特定同族会社の留保金額に対する税額の計算等に関する明細書」の「3」に記入すべき金額が、税務署側では、わからないため、必ず提出させたいと言うことのようですね。


会社法上は、以前の商法下での利益処分計算書とは違い、決算日後に支払いの確定する配当金は、株主資本等変動計算書に記載がないため(次の年の株主資本等変動計算書に記載される)、以前は気にもしなかった、注記の内容が重要となるようです。


昨日の支部集会の税務署側からの説明では、間違いが散見される模様。気を引き締めて申告書を作りましょう!


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