年末調整を、大方終えた感想
2008年 12月 29日 - 05:12 by 桂 一朗
さて、今年も後数日となりました、年末調整は多くの方は終了していることでしょう。年末調整といいつつ、まぁ来年になってしまっても不思議ではないので、まだの方はもう少し待ちましょうw
年末調整を大方終えた時点での感想をいくつかあげておきます。
その1
平成19年からなのだが、年末調整での還付金が比較的少ないと思う。平成19年から使い始めた(平成20年と平成19年とは一緒なのです)「源泉徴収税額表」の月々徴収する税額が、ちゃんと12月まで普通に源泉徴収しないと、ろくに還付金が生じない程度に調整されているのではなかろうか(一部の年収で特に顕著な気がする)。平成18年以前は、12月分の源泉徴収税額を0と考えて年末調整を行っても、充分還付金が生じたものなのだが、現状ではそうともいえない。
まぁ、年間での税額に間違いがなければ問題ないのだが、年末調整といえば還付金があるものだと思っている従業員達にしてみれば釈然としないようだ。
その2
JAの建物更生に係る地震保険料控除のための証明書には、地震保険の証明額と旧長期損害保険の証明額とが掲載されている。この両方を保険料控除してしまう間違えが多い。
ちゃんと、JAから届く証明書には注意書が書いてあるのに、間違えてしまう。うっかりなんだろうけど・・・
その3
配偶者、特に妻の所得を調べていると矛盾を感じる。以前から思うことなので、このブログに書いたことがあるのだが、多くの妻達は、103万円、130万円といった、いわゆる配偶者控除の対象となる金額や、社会保険の3号被保険者となり続けられる金額で、勤務時間調整を行っている。
妻自身も手取りを増やしたい、雇っている側ももっと働いてほしい、と両者のベクトルは合致しているのに、なぜか、制度上手取りが増えない瞬間があるため、調整を行わざるを得ない。矛盾を感じる。特に社会保険制度の側の問題は根深い。わかっていても変えられないのだろう、誰しも総論賛成各論反対なのかな。
その4
給与以外に、源泉されていない程度の年金しかない75歳以上の高齢者の年末調整で、後期高齢者医療保険と介護保険を、年末調整で加味してやれば、確定申告をせずにすむと思うのだが、今年1年に支払った両保険料が、なかなか把握できない。特に後期高齢者医療保険は、制度が途中で変わったりして、支払い方が様々になった結果、高齢者本人も、一体いくら払ったのか判然としない状況のようだ。当然、75歳以上という高齢者なのだから、記憶力や注意力の点で、仕方がないと思いつつ、このような者に、確定申告をさせるのは酷な気がする。
まぁ、いずれにせよ、一介の税理士の戯言でした。


